「考える」とは何かを知ることができる一冊
先日、図書館で数ヶ月予約待ちをしていた書籍、
『さみしい夜にはペンを持て』 をようやく読むことができました。
この本は、ベストセラー 『嫌われる勇気』の著者として知られる古賀史健さんによる一冊です。
13歳から読める児童読み物でありながら、
「書くこと」や「考えること」に対して、どこか苦手意識や曖昧さを感じている大人にも、
とてもやさしく、それでいて本質的な問いを投げかけてくれる本でした。
今回のブログでは、私が読んでみて特に印象的だったポイントを3つご紹介します。
① 考えるとは、「答え」を出そうとすること
書くことは、考えること。
考えることは、書くこと。
考えるとは「答え」を出そうとすること
この言葉を読んだとき、ハッとしました。
私たちはついつい、「世の中の正解を探そう」としてしまいます。
「正しい答え」を見つけようとして、動けなくなることも多い。
でもこの本では、
「答えは外にあるものではなく、自分の中から出すもの」だと教えてくれます。
書くことで思考を深め、自分なりの答えを導き出していく。
そのプロセス自体が「考える」ということなのだと、改めて言語化された感覚でした。
② 悩みは「考えごと」と「心配ごと」に分ける
この本の中で紹介されていた、悩みの整理方法もとても印象的でした。
たくさんの悩みごとが入った箱を整理・整頓したいと思ったら
- 今の自分に一つでもできることがある
→「考えごと」 - 今の自分ではどうにもできない
→「心配ごと」
この2つに分ける、というシンプルな方法です。
「心配ごと」は考えても仕方ないので考えない。
「考えごと」に対しては、小さくてもいいから
「今の自分にできること」を見つけて実行していく。
そうすると、泡のように膨らんでいた悩みが、少しずつ消えていく。
この感覚は、日々の片づけにもよく似ています。
ごちゃっと混ざっているものを一度すべて出して、
分類することで、今自分がやるべきことが見えてきます。
③ 自分との対話は、「あの時の自分」とするもの
日記や書くことの本質についても、深く心に残る一節がありました。
自分との対話とは、「あのときの自分」と対話すること
書くなかで、あの時の自分にインタビューしてみる。
そして、「あの時の自分」の感情に答えを出す。
あの時「なんとなく」感じていたイライラも、モヤモヤも、
答えを出すことによってよってカタをつけることが出来るんだと。
これはただの振り返りではなく、
時間を超えた自己対話なのだと感じました。
方眼ノートとの共通点を感じて
この本を読みながら、随所で感じたのは
「これって、方眼ノートメソッドと重なるな」
ということでした。
・自分で「答えを出す」こと
・思考を分解して整理すること
・書くことで自分と対話すること
どれも、講座の中でお伝えしていることです。
だからこそ、この本は
「書くこと」や「考えること」を日常に取り入れたい方に、とてもおすすめしたい一冊です。
ペンは「秘密の扉を開く鍵」
本の中で、こんなセリフがありました。
ぼくたちは自分という謎を解くために、日記の扉を開く。
ペンを片手に、扉を開く。
言わばペンは秘密の扉を開く鍵みたいなものさ。
この文章を読んだとき、ふと思い浮かんだのが、
今私が使っている方眼ノートとペンでした。

表紙には、小さな「鍵穴」のデザインがついています。
まるで、
このノートを開くこと自体が、自分の内側にある「扉」を開く行為のようだなと感じました。
普段は意識していない思いや、言葉になっていなかった感情も、ペンを持って書き始めることで、少しずつ見えてくる。
それはまさに、鍵を使って扉を開けるような感覚です。
書くことは、何か特別なことではなくて、
もう一人の自分に出会うための、とてもシンプルな行動なのかもしれません。
まとめ

『さみしい夜にはペンを持て』は、
「考えるって、どういうことだろう?」
という問いに対して、やさしく、でも確かな答えをくれる本でした。
もし今、
・与えられた正解に違和感がある
・自分の考えをうまく言葉にできない
・SNSに疲れてきた
・悩んでいる子どもに何と言葉をかけていいかわからない
そんな感覚がある方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
きっと、「考えること」の捉え方が、少し変わるはずです。
そしてもし、
「自分の考えをもっと整理できるようになりたい」
「書くことで思考を深めたい」
そう感じられた方は、
方眼ノート講座でも、その具体的な方法をお伝えしています。
日常の中で「考える力」を育てていきたい方に、ぜひ知っていただきたいメソッドです。


