手放すタイミングの大切さ
「価値が上がるかもしれないから、なんとなくとってあるもの」。
家の中には、そんな「とりあえず保留」のモノって意外とありませんか?
今日は、私の母から届いたちょっと面白いLINEがきっかけで感じた
「手放すタイミングの大切さ」
について書いてみたいと思います。
母からの突然のLINE「これ、どう思う?」
先日、母から急にこんなLINEが届きました。
ネックレス65,000円、指輪50,000円、イヤリング36,000円。どう思う?
どうやら貴金属の査定額らしく、
「この金額って妥当なの?」
という相談でした。
他にも、ブランドバッグや昔のゲームソフトなどを色々と持ち込んでいる様子。
相場を調べてみると…思い切って売却へ
その日の金の売却価格や相場をインターネットで調べて伝えると、少し迷った様子でしたが、しばらくして、
売った!ハワイ旅行の一人分くらいにはなった!
という喜びのメッセージが。
さらに、
すぐに返信くれたから心強かった!
思い立った時が吉日ってことで、ハワイの資金の足しになったから良かった🙌
と連絡がありました。
迷っている間にやめるのではなく、
必要なくなったタイミングで決断した母らしい行動力に、思わず笑ってしまいました。
手放したことで生まれた「新しい価値」
今回のエピソードで印象的だったのは、
不要になった貴金属が、旅の思い出の資金に変わった こと。
ものとして持ち続けるより、
母にとっては「ハワイでの楽しい時間」の方が価値が高かったのだと思います。
モノの価値って、
いくらで売れるかだけではなくて
自分の人生にどんな価値をもたらしてくれるか
で決まるんですよね。
「金だからとっておく?」の思い込み
最近の金価格の高騰もあり、新たに購入する人も多い金や貴金属。
「今後もっと値上がりするかもしれないから置いておいた方がいい」と思いがちですよね。
(実際、私も少しだけそう思いました)
でも、必要なくなったのになんとなく置いてあるだけの状態なら、その価値は眠ったままなんです。
使わないアクセサリーのまま何年も過ぎていくより、
必要な人の手に渡り、自分には別の価値に変わるほうが豊か なのかもしれません。
ものは「必要なとき」に持つのがいちばん
整理収納のサポートをしていると
「捨てるのがもったいない」
「価値があるし…」
などの理由で手放せない方は多いです。
でも今回の母のように、
「必要じゃなくなったタイミング」こそ、最高の手放し時。
モノは、持つ時にも手放す時にも、
その人にとってベストなタイミングがあります。
おわりに|手放すことで未来が広がることもある

金のように価値があるものでも、持っておくのが正解とは限りません。
「今の自分にとって必要かどうか
「手放すことで、どんな価値が得られるか」
この2つで考えると、モノとの付き合い方がぐっとラクになります。
母のように、
手放したことで自分の未来が少し広がる
そんな体験がきっと誰にでもあるはず。
そんなお話も、『片づけ心理学®︎』講座の中でしています。


