三重・全国対応 整理収納アドバイザー飯田ゆり


使わなくなったおもちゃ、どう手放す?保育園への寄付という選択


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使わなくなった滑り台

先日、訪問サポートでお世話になっているお宅で、こんなご相談を受けました。
「子どもが成長して、大きめの室内遊具(滑り台)をもう使わないから手放したいけど、まだきれいで壊れてもいないし、処分するのは忍びなくて…。保育園や幼稚園に寄付できないかな?」

とても共感できるお悩みですよね。
子どもが小さい頃にたくさん遊んだおもちゃや遊具は、思い出も詰まっていて、「ゴミ」として捨てるのは心が痛むものです。

そこで、私が次女の通う子ども園に問い合わせてみたところ、
「寄付していただけるのであれば、ぜひ!」とのお返事をいただきました。

段取りなどの橋渡しをさせていただいた結果、先日、無事に園庭に滑り台が設置されているのを見て、
「またここで活躍してくれるんだな」と、とても嬉しい気持ちになりました。

寄付されたご家庭からも「使っていただけてよかったです。ありがとうございました」と、園の先生方からも「ありがとうございます」と言っていただけて、モノを通じて温かい気持ちの循環を感じました。

おもちゃを手放すときの選択肢

子どもが成長すると、自然と使わなくなるおもちゃや遊具が出てきます。
そんなとき、まだ使えるもの・状態がいいものの手放し方にはいくつかの選択肢があります。

  • フリマアプリ(メルカリやジモティ)などで譲る
  • 友人・知人へお下がりとして渡す、バザーに出す
  • 寄付する(保育園・子ども園・児童館・子育て支援センター・児童福祉施設など)
  • エコトレーディング・セカンドライフなどの不用品回収をして寄付をしている会社

「寄付」は、モノの命を延ばし、思い出の品を次の世代につなぐことができる素敵な方法です。
そして何より、「使ってくれる人がいる」という安心感が、手放す決断を後押ししてくれます。

保育園や子ども園に寄付するときのポイント

私自身、今回の経験を通して感じたのは、「事前確認がとても大切」ということ。
園によって対応や基準が異なるため、まずは問い合わせから始めましょう。

① 園に事前に確認する

園によっては、安全面・衛生面の理由で寄付がNGな場合もあります。
特に大型の遊具や乗り物系は、転倒リスクなどもあるため、園の方針を確認しましょう。

② 写真を撮って状態を伝える

「どんなものか分かるように、写真とサイズを添えて連絡する」とスムーズです。
園としても設置場所や使用年齢を検討しやすくなります。

③ 運搬方法を決めておく

大型のものは、車で運ぶ・園まで持ち込む・引き取りをお願いするなど、方法を事前に相談します。
一緒に動く人がいると安心です。

④ 感謝の気持ちを添える

寄付はあくまで「善意のやりとり」。
「使っていただけて嬉しいです」とひとこと添えるだけで、お互いに気持ちの良い関係になります。

寄付の前に確認したい注意点

  • 安全性のチェック:割れや欠けがないか、ネジや部品がしっかりしているか
  • 衛生面:拭き掃除や洗浄、除菌をしてから
  • 名札・シールの確認:お子さんの名前が残っていないかチェック
  • 無理に押しつけない:「ぜひもらってください」ではなく、「もし必要であれば」というスタンスが◎

まとめ:モノにも「第二の活躍の場」を

「もう使わない=不要」ではなく、「次の場所で必要としてもらえる」可能性があります。

今回の滑り台のように、思い出のあるものがまた誰かの笑顔につながるのは、とても嬉しいこと。手放すことは、決して「終わり」ではなく、「循環のはじまり」かもしれません。

もし今、おうちに「もう遊ばなくなったけど、綺麗だし捨てるのはもったいない」おもちゃがあれば、
寄付という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?

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飯田ゆりの写真-ボブカットで白いジャケットを着た女性です

この記事を書いた人
飯田ゆり (Refined Life代表)

整理収納アドバイザー/『片づけ心理学®︎』インストラクター。
訪問片づけサポートやオンライン講座を中心に、家庭に寄り添う片づけの仕組みづくりを提案。
コーチングを組み合わせた独自のサポートで、
「自分を認められるようになった」「子どもにゆったり関われるようになった」「自分のやりたいことを見つけられた」など、育児・仕事の両面でのプラスの変化を提供している。

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